美的(小学館)

 「言葉」を磨く!〜齋藤孝先生のサロン・ド・エステ「日本語」
 サブタイトル見ても分かる通り、唯一先生扱いされている連載誌。さらに「古今東西の名作に学ぶ美的な会話のエスプリ」とまで大上段に構えられると、そりゃ多少は勿体ぶって説き諭さねばなるまいよ。
 えーと、いろんな本からセリフを抜粋して、使えるフレーズを御託付で紹介、という内容。読者層を意識して大人の男、それも実年齢よりちょっと高めな感じで格調高く語っている印象。でも内容としては正直目新しくもなく、楽しみに読んでいる読者(齋藤様目的の私みたいのじゃなくて、普段から愛読しているお嬢さん方)がいるのかどうかは不明。