プロフィールにも書いている通り、スマファンでもあるのだけど、そのスマへの視点の置き方(共感あり、意外な角度からの切り口による発見あり)が好きで拝見している沙汰さんのブログで、今年も恒例SMAP広告大賞が開催されております。
 昨年はメールフォームから参加させていただいたのですが、今年はTBで参ります。
 やっぱり畳んでおきますか。そうしましょう。



 と言う訳で改めて2006SMAP広告大賞。エントリ作品は2007-02-05をご参照下さいませ。


 既に参加された方のブログも見せて頂いたのですが、考察も鋭く深く、スマへの溢れんばかりの愛が感じられ、正直言って全作品を把握していない私なんて末席を汚すのもおこがましいですね。すみません。
 でも半隠居的な(などと言いつつ、実は新規開拓などもじわじわ始めていたり…それはまた別のお話)ところからの意見があってもバランスいいかもよ、と勝手に楽観解釈して参ります。


<全体(コンビ)部門>
リクルート ホットペッパー」(ホットペッパー団篇)
 やっぱり2006はこれに尽きます。YouTubeなどで過去映像を楽して見られる昨今だけれど、公共の電波から、しかも日常の中に不意打ちにやってくるちっちゃいスマ達には、いちいちやられました。
 しかもスマ全員出演のCMにありがちなお金掛かったゴージャスな気負いが感じられず、実際のところはそんな訳ないのだけど、低予算でいじましく作ったようなちゃちなホットペッパーの世界観は崩さないで来たところが、多分ヲタ以外にも好意的に受け容れられたのではないかと思います。
 中でも「ホットペッパー団篇」は香取の「ホットペッパー団っ」の一言が可愛すぎるので決定。


<個人部門>
中居:「JRAエリザベス女王杯他(シャンパンタワー)
 昨年のCM大賞開催中に、流れていた「ダンロップ デジタイヤ(音を吸いとるデジタイヤ篇)」の衝撃は、2005年分では対象外なのに投票してしまいたい衝動と闘うほどの強烈なものだったのですが、慣れは怖ろしいと言うか、あの音のない世界での直球二の線な中居が好評だったのであちこちで踏襲されていたような印象で、本家が薄まってしまったというのか。
 エントリ作品を見た時に、なんか好きだったな、と一番に思ったのがシャンパンタワーだったので、それに従ってみました。
 恐らく、大賞はデジタイヤだと思うので、天の邪鬼的一票というのもありつつ。
 それにしても中居のこの路線は、本人の確信犯的キャラであるのに加えて、作り手受け手が一体となって共犯意識持って楽しんでいるような構図が面白いと思っていたのだけど、本当は「どん兵衛」のようなキャラが痛々しくなってきたのに目を背けているだけなのではないか(これまた作り手受け手共に)という危惧も少しあります。
 2007が今後の方向性を占うのでしょうか。


木村:「富士通 FOMA F903i」(マーガレット篇)
 この人の出演CMは、お金も掛かってるんだろうし、出演ドラマと同じく作品の出来不出来以外のところについて回るバイアスかかった雑音が大きくて、実態がよく分からない感じがするのだけど、このマーガレット篇のベタな感じは、世間一般的なキムタクイメージを逆手の逆手で、一周しちゃったような面白さがあったと思うのですが、これもヲタのフィルタの為せる技なんでしょうか。
 ともかく設定、ビジュアル共に好きなCMでした。今流れてるのも、原点に戻って心を掴まれるような感覚で好きです。



稲垣:該当作なし。
 うろ覚えですが、昨年も稲垣に関しては該当作なしにしたような気がします。
 まだまだ引き出しがあると思うのに、キャラが活かしきれていない、作り手の側にも稲垣のキャラについての迷いがあるような気がしてなりません。
 というより、CMの中では使いにくいタレントなのかも知れないですね。彼の仕事の中では「月イチゴロー」みたいなのが最も特性を活かしていると思っているのですが、だからといって「おすぎですっ」のような映画のCMがいいという訳でもなく。やっぱり難しいと思います。
 ただ、私、「明治 ショパン」をテレビでは見ていません。
 すみません、すみません。そんな立場で偉そうに言うな、ですね。多分、見ていたらそこに行っていたと思うのですが、公正を期すために今回も敢えて該当作なしと言うことで。
 それにしても私はあんまりテレビを見ないんだということに改めて気づきました。稲垣部門以外にも未見CMかなりあります。参加資格(エントリ作品中、8割以上は見ていること。など)があったら、明らかに失格ですね、すみません。
 決まった番組を録画して見るだけでは、スマ以外にもいろんな面白いこと取り逃がしているんだろうな。2007年はもう少し間口を広げてみますので、来年の私にご期待下さいませ。って誰に対するアピールなんだ。


剛:「P&G アリエール」(イオンパワージェル篇)
 剛の魅力である、その語り口がよく活かされていると思います。
 この頃、フェミな人々への配慮なのか(穿ち過ぎ?)「ありがとう、あなたとアリエール」とか言う妻側のナレーションが入ってきてますが、そんなことしなくていいのにな、と思いますけどね。
 このイオンパワージェル、CMを見て洗剤をこれに替えてみました。考えてみると、今回のエントリ作品中、実際にCMによって商品を買うに至ったのはこれだけでした。つまり、CMとしての機能が最も働いているという原点においてのベスト作品は、このイオンパワージェル編です。


香取:「味の素 ギョーザ」
 ごめんなさい。これ、外パリパリジュワーン篇と実感トーク篇、どっちがどっちだったか分かっていません…という程、適当に流し見していただけなのですが、やっぱり飲み食い系は香取の独占市場ですね。中でもおいしそうに食べていたのが、ギョーザだったかな、と。
 あれ、今思ったのですが、具だくさん炒飯はエントリされていないんでしたっけ?…と確認したら2005年分でした。最近まで見ていた気がするのですが、あの炒飯を口いっぱいに頬張るのが、食欲そそられてCMの王道という風情でした。…買ったことないけど。
 そういう意味で、最近始まったアサヒビールのCMは、とうとう来たーーーーッと快哉を叫ぶ、2007年大本命。でも今年の中居の例もあるしな…。
 ともあれ、2006年を振り返りつつ、2007年CMの更なる充実を心より祈念したいと思います。


 とりとめなく書き散らしましたが、末筆ながら、沙汰様、今年もCM大賞開催ありがとうございます。集計、大変だと思いますが、結果を楽しみにしておりますので、頑張ってくださいね。