リハビリ生活

 唐突に再開してみた理由はいくつかあるのだけど、そのうちの大きな一つが文章力の急低下。
 もちろん文筆業でもなければ、何かしら文章を書かなければならない状況に置かれているわけでもないので、日常生活を送るには全く支障はないのだけれど、出来の善し悪しはともかくとして、書くことに対して苦手意識を持ったことも気後れを感じたこともない、忌憚なく言うなら寧ろ得意分野だと自負してきた文学少女のなれの果てとしては、忍び寄る更年期にも匹敵する恐れにも似た危機感。…なんだ、この長い一文は。主述関係もはっきりしてないし。冗長なのは今に始まったことではないし、元々の文章力にしたってどーなんだよ、と自分でも思う。思うんだけど、この際、一切合切棚に上げて。


 話は夏休みまで遡る。子ども達の園では、夏休み期間の子どもの様子を数日に渡って書き留めて提出するという保護者への宿題がある。
 長い休暇期間の子どもと先生のブランクを少しでも埋め、二学期以降の保育をスムーズにという意図に基づくのだが、保護者にとっては学生時代に刷り込まれた「夏休みの宿題が終わっていないまま見る夏休み最後のサザエさん」を思い起こさせる、ちょっとした重荷になっていたりもする。が、前述の通り元文学少女を自認する私にとっては、なんてことない課題で、保護者会の案内に出欠の○を付ける提出物と大差ない、はずだった。少なくとも昨夏はそうだった。
 なのに、夏休み、限られたスペースの中で起承転結を付けて子どもの様子を綴るという簡単なことにえらく時間を掛けて、さらに書き上げたその内容の余りの無味乾燥さに呆れている自分がいた。明らかに文章力が落ちている、と痛感した。
 これはなんとかしなくては。


 と思ってから、3ヶ月以上も経っていることがそもそもダメダメなのだけど、ようやく重い腰を上げて、久しぶりに自分の日記を開いてみてなんとかエントリ上げてみて、やっぱり頻繁に更新していた頃とは、全く勝手が違うと感じる。
 一般人でも文章力の上達、衰頽はありますよ。定期的に書き続けているダイアラーさん達は読ませる筆力を持っていると思うもの。
 こんな瀬戸際でまで往生際悪く手前味噌並べたりしてみるけど、ずっと以前の私って結構気の利いたこと書いていたと思うよ。いや、そうでもないか。でも少なくとも書くこと自体を楽しんでいたと思う。やっぱり口語体のメールばかり書いてちゃだめだ。多少なりとも不特定多数の人に読まれることを意識して書くことをしなければ。
 と、読まされる方にはたまったもんじゃない、全く自己中心的な目的ではあるけれど、大体こんなとこで日記書いてる自体、ある種自慰行為的な要素はあるわけで、有名無名に関わらず全てのブロガーさん達に思い当たるところはあるだろうし、とりあえずそんなとこで雑食ならぬ雑文雑筆で行ってみようと思いますよ。


 そんなこんなの再開なのだけど、知らん顔しているうちにはてなは日進月歩を遂げており、なんだかよく分からない機能があるけど、見ない振りで行ってみよーと思っていた矢先、はてなスターというのを頂いてびっくりしてしまいました。なに、これ?説明を読んでも全容は理解できず、受け取った後の作法などもよく分からないのですが、でも、ありがとうございました!!!
 まさかこんな日記にリアクションがあるとは夢にも思っていなかったので、思わぬ僥倖、再スタートの何よりの餞となりました。
 そして変わらずアンテナから来てくださった方にも本当に感謝します、ありがとうございます。
 ミーハーの傍ら子育て、の先達であるとしゅかさんの名前にテンションあがりましたよ。
 で、前回「錦戸」のキーワードで来られて迷惑被った多くの方には申し訳ありませんでした。以前「中居」で来られたよりもずっと多いアクセスに若手の勢いを感じつつ、その周辺についても近々書いてみたいなとは思ってますが、彼については新参者なのでなんら有益情報は得られないと思いますが悪しからず。


 …ととりとめなく書き散らしたところでおしまい。脈絡ないけど、ほら、なんせリハビリ中だし。←しばらく使う気。