杞憂

 今朝のニュースで次の3つの事件を「教育問題」として括っていた番組があった。


 学力低下については、特に「読解力」に関して齋藤様は一家言どころじゃないのでしょう。また著書増えるやも知れませぬ。
 私が問題にしたいのは、香川大教授の事件でございます。


 飛ぶ鳥も落とす勢いの齋藤様が、今足下をすくわれるとしたら、セクハラ問題ではないかという危惧がありまして。
 現在「とくダネ!」のコメンテーターとして出演されている齋藤様ですが、あの金曜枠は植草元早稲田大教授のものだったはず。記憶違いでなければ佐藤江梨子とセットで。齋藤様参入の際、佐藤江梨子が外れたのは事務所or番組側の配慮?と当時思ったものです。
 植草氏は冤罪を訴えられているようですが、李下に冠を正さずでございます。他山の石でございます、齋藤様!


 私の夫も大学教員なのですが、やっとこさ今の職に就いた時に、田舎の親戚のおばちゃん達が口を揃えて言ったのは「セクハラには気を付けるんだよ」の一言でした。冗談かと思っていたら、善意の人々の混じりけない本気。
 おばちゃん達にとっては、大学教員=なんだかすごいらしいけど、セクハラする人、というイメージがあったらしい。それだけ報道に乗りやすいという背景もあるのだろうけど、最大公約数的なイメージだと肝に銘じなくては。


 というわけで、世間の目は「あ、有名な先生!いつセクハラするのかしら?」という期待に満ちていると思う位がちょうど良い。
 竹中大臣に続き、現役教授からの閣僚入りで文科大臣を目指すのか、植草元教授の道を辿るのかは、セクハラ問題に懸かっていると言っても過言ではない。目指してるのかは別として。


 蛇足ながら。いい加減に「わいせつ」じゃなくても良いんじゃないかしら。猥褻、読めるよ、書けないけど(褻の字が付く人を好きになったことないから)。
 「はいかい」「警ら」も不自然だよ。「拉致」が浸透したように、もう少しハードル上げても良いんじゃないか。どうしても信用できないなら、ルビ入れてもいいからさ。


 更に蛇足。蛇爪?
 齋藤様の呼称は、単にヨン様に対抗しただけで、深い意味は全くありません。