行き詰まり

 本屋に出かけたのだけど結局何も買わないで帰ってきてしまった。
 あんまり齋藤様著書が置かれていなかったというのもあるけれど、もう一歩のところで食指が動かなかったの。指が一歩というのも変だけど。


 わりとどこでも見かけるのが「説教名人」。いつもどーぉしよう?と悩んで棚に戻す。面白そうなのだけど、すぐ読み終えそうで下手すると立ち読みで済んでしまいそうなので、本を買ったときのわくわく感と読み終えた後の充実感が薄そうな気がして。
 次に読む本をずーっと模索していて、これだけ数あるんだからとりあえず読み倒して行けばいいじゃん、と思う気持ちと自分なりの順序で読み進めて行きたいのとで立ち止まってしまっている。
 次の一冊は年末年始に(夫が子どもと遊んでくれてる隙に)読むということと、せっかくの読書熱を安易に消費したくないのとで、読み応えのある本がいいなと思っているので、余計決まらない。
これだけ出版した責任として「齋藤孝入門」のような初心者への一冊も出してください。本人じゃなくても誰かとても齋藤様に精通している人。


 読み応えという点では、ちょっと離れて(といっても呪縛は解かれぬままに)坂口安吾など読み直してみる年末年始というのもいいのかも。
 でも決め手に欠けた最大の理由は著者近影のついた本がなかったってことなのかも知れません。急がねば、つごもりじゃ。