とくダネ!コメンテーター歴も半年を迎え、このフィールドでも齋藤スタイルを確立してきたと感じられるこの頃。
 以前は小倉氏からの求めに応じてのコメント中心だったが、今はそれを越えて、ゲストコメンテーター*1に対する質問が積極的且つ当意即妙。


 例えば、本日のゲストコメンテーター、対中問題の専門家への
「警官が、投石って言うんですか、石投げてたのを見てただけでしたよね?ああいう警備の状況を見ると、中国政府に暴動を止めようという積極的な意志が感じられないのですが」
という齋藤様の問いかけが、専門家氏が語りたかったであろう、中国政府のジレンマという流れを作った。


 この頃の齋藤様の発言、発問にはこの手の流れを作ろうとする意図が明確だ。
 一時、積極的に発言しようとする姿勢も見られたが、現在は発言数は多くなくとも話題の流れを変えるような値千金の一言を狙う戦術に絞ったように見受けられる。
 そのため、発せられる質問は、本当に齋藤様が分からなくて聞いているのではなく、話者の話を引き出すための手段として、分かっていて聞いているパターンが多い。これが質問力なんだなぁと感心させられることもしばしば。


 スタイルを確立させた今、自信満々でとくダネ!に臨む齋藤様、また小倉氏も齋藤様のいじり方を「印税で儲かってる」*2に定めたらしく、予定調和の中で金曜日も安定したチームとなってきている。
 半年前を思うと、感慨も一入である。孝よ、もうお前に教えることは何もない。もう何も言うまい。己の道を邁進するが良い・・・の境地だ。って私は誰だ。そして何かしら言い続けるんだけどね、いっちょかみだから。


 とは言え、心地よい安定感の中で、時々はまりこむツボがまたいいものなのです。
 って訳で今日の齋藤チャン。
 シニア世代に英会話が静かなブームという話題を受けて、英会話に対する一家言。

「日本人を捨てなきゃだめでしょ。恥ずかしいんですけどね。最初にハイタッチしてパーンって(隣の佐々木かをり氏をパーンと巻き込みつつ)「ハーイッ!」って。日本人を一度やめるんですよ。イングリッシュバ〜ディ*3を作らないと」


 カラダが専門ダカラね。

*1:曜日毎のレギュラーとは別にその日のネタに応じたその道の専門家

*2:ペイオフ全面解禁のニュースの折に「齋藤さん、印税の振込口座は分けなきゃだめよ」とアドバイス

*3:English bodyね、念のため