「アタマをガツン!」


この中に「努力しても報われない」っていう風に思ってる人、いないかな。そういう考えを持つとね、ダメだよ、どんどん転がり落ちてっちゃう。で、ボクね、あれなんだよね、100m競走を一生懸命練習したことがあったんだけど、生まれつき速い奴についに勝てなくてがっくり来たことがあるんですよ。思ったんだけど、勉強は違うね。階段を一個ずつ上がる感じ。ちょっとやるとすぐ結果が出る、ちょっとやるとすぐ結果が出る、ちょっとやるとすぐ結果が出る。これってさ、すごい希望がない?いいですか?(色紙を出して) 勉強はやったら結果が出る!


「オワリもガツン!」


ねぇみんな、勉強すると何がいいって知ってる?勉強するとね、若くいられるん、だよ。これって不思議でしょ。ボク、世の中で輝いているっていう人を見ていたら、全員、勉強し続けている。70代、80代の人と一緒に勉強していてもずーっと勉強したいって言うんだね。80代になって英語を始める人もいるんだよ、また。でもそれってさ、馬鹿げてると思う?そんなことないんだよ、勉強している間、チャレンジしている間は、人間ていうのは年取らないんですね。(色紙を出して)勉強は若さのヒケツ!です。

 のっけから齋藤様コーナーで始めてみました。というかこれだけなんだけど。
 カメラ前独白スタイルを自分のものにするべく、今週は小道具やアクションを導入。毎回、試行錯誤や微調整が見られるのも新番組の醍醐味の一つです。


 まずはアクション。「アタマ」の方での「ちょっとやるとすぐ結果が出る」×3のところで、カメラに背を向け、手で階段を段々に上っていく様子を表現。
 この試みは概ね成功。バストショットだとどうしても顔に集中してしまう視点が、大きな動きによって散り、しかも背を向けていると後頭部しか見えないので、遠泳中の目やぎこちない笑顔を晒さないで済みます。
 このスタイルは、まず身体の構えを作ることで自然に中身が伴ってくるという齋藤様の持論にも添っており、まさにそれを自ら体現されているということになりますね。


 そしてもう一つ。今日の試みは色紙。
 引用文中、赤で示した部分は齋藤様直筆(と思われる)で色紙に書かれた今日のポイントです。最後に色紙を取り出して掲げ、やや強調しながらスローガンっぽく言い切り、コーナー終了という流れは、前回にはなかったものです。
 こちらも結果としては、私が先週指摘していた「最後に真面目な大人の目に戻る」をクリアする助けになっており、全体としての収まりもいい具合でした。「オワリ」の方では最後笑顔でコーナーを締めている程の余裕です。


 多分、今後定番となるんでしょう、直筆色紙。そうなると、視聴者プレゼントにしてくれーと思うのですが、少数意見なんでしょうねぇ。今泉家の娘役の可愛い子ちゃん達のグッズならいざ知らず。
 仮にプレゼントになっても週2枚じゃ当選確率低すぎるけどね。分母が不明なのでなんとも言えないけれど、100名くらいに当たる三色ボールペンすらダメだったからな。