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「アタマをガツン!」
みんな、未来の絵を描くことってある?僕らが子どもの頃は、すごい描いてたんだ。チューブがくにゃくにゃしたり、車が飛んでたりとか。未来を信じてたんだね。1970年の万博に行ったんだけど、その時にアポロが来てて月の石が置いてあったの。その時の印象、ボク35年たった今もすっごくよく覚えているなぁ。あそこにはね、未来があったんだな。未来っていうのは思い描くから、それが現実になってくるんだ。頭に思い描かないものは現実にできないんだよ。だから(色紙を出して) ヴィジョン力。思い描けば実現する。
「オワリもガツン!」
ボクね、中学校の時に、いっつもね、変わっていたかった。もう、今日のオレは3日前のオレとは違うゼって感じでね、それを言ってたんだ。その自分をどんどんどんどんヴァージョンアップさせていく方法、これはね、ノートをつけること。ノート買ってきて、今すぐ!ボク持ってたよ、中学の時。あのね、どうやってやるかって言うと、今の自分は何がしたいのかっていうのをどんどんどんどん書いてくの。それで今の自分を記録することで次の自分が見えてくるんだね。(色紙を出して)ノートをつけて自分をヴァージョンアップ
順調に仕上がっております。
だって、今日の両ガツン!の締めは、意図的な齋藤スマイル。30秒という時間内にすっきり収めて、且つ笑顔で締める余裕。これで安心して、鑑賞に集中できますわ。
オワリの方では小芝居まで披露するという遊び。「もう、今日のオレは3日前のオレとは違うゼ」と、落語家よろしく斜に構えて演じ上げ、そこまでされちゃ、こっちも「ゼ」でしょう、やっぱり。
だんだん、風体*1に中身が追い付いて来て、番組企画にも沿いつつずらしつつ、練り上がって来ている気がします。
などと、番組表通りの平常*2を楽しみながら、一週間を経て身軽に日常に戻っていることの後ろめたさを思います。
私などが、偽善的な感傷に浸っていてもどうしようもないのですが、先週はとくダネ!*3にも食指が動かず、ひたすら悶々と過ごしておりました。
圧倒的な現実の前では言葉も価値観も色を失うな、とか、私は何してるんだよ、とか、ぐるぐるぐるぐる。
改めて。
毎日、世界の至る所で事件や事故や災害が起こっている。という現実を含み置き、それでも齋藤孝が好きだ!という視点が、この日記の世界観。なんと大仰な。風呂敷間に合いません。