ごきげんよう3日目(5/23 OA)


 これこれ!齋藤孝
 今日の当たり目「自分をセールス10」では、自分のセールスポイントを30秒以内に10個挙げてください、という御題。
 そして「30秒ですね?」と軽く確認した後に一気に挙げたのは以下の通り。

  1. 頭が良い
  2. 本がたくさん書ける
  3. 本を読むのが非常に速い
  4. 足の指がすごく広がる
  5. 肩が強い
  6. なんでも好き嫌いがない
  7. 基本的に上機嫌
  8. 親にわりと親切(かな)
  9. 老若男女と話せる
  10. 子どもとは抜群に相性が良い


 他の人がチャレンジしているのを見たことがないので、10個達成率が分からないのですが、恐らくそんなに高くないでしょう。時間制限に焦って、すらすら言葉が出てこないだろうし、自分の長所をそんなにポンポン挙げるのは、謙遜を美徳とする日本人には難しいことだし。


 その辺りは抜かりなく後からフォローして、特に「頭が良い」に関して「自分で言う人はいないんですが」「最近、“自画自賛力”というのが自分の中で流行ってまして」との言葉もあり、更に

(謙遜してる方が)安全でしょ。でも自分で頭が良いって言ってて何かしくじると「お前、良くねえじゃん」って言われますよね?そのプレッシャーの下で日々生きる!

と、その心を語っておりました。が、そんな舞台裏があろうとなかろうと、過剰なまでの自信過剰こそが、ザ★齋藤孝なのですよね。


 もう半年もだらだらやっていながら、未だに齋藤孝の魅力を簡潔に語れないでいる私ではありますが、語るに余りある多くの魅力のうちの一つは、そこだと思うのです。
 一見、優男風なのに発言はマッチョ。朗らかに核心を突き、大言壮語とも思える提言を繰り広げる。しかも派手な服着て講釈垂れたり、肩甲骨回したり。
 「声に出して読みたい日本語」が出た時は、またどっかのコンサバなおっさんがなんか言ってるんだろ位にしか思っていなかったのに、イメージを次々裏切られ続ける快感。
 好感度上げようとか、万人に受けようとかいう目先の欲に捕らわれることなく、骨太に強肩に行ってほしいです。


 ところで、上記のセールス10、実は20秒弱でクリアでした。ピンポン音で止められたけれど、まだまだ言おうとしていたのです。
 もっと続いていたら、数を増す毎にマニア度が上がり、ヴィジョン力、マップ力、全体把握力など、ガチャポン!でもおなじみの齋藤語も登場し、最終的には「ミッション!パッション!ハイテンション!」と絶叫する幕切れが見られたのではないかと思うと、「30秒でいくつでも列挙してください」という御題でなかったことがつくづく悔やまれます。