生サイトー

 餃子を包みながらふと考えた。そう言えばこの頃更新してないな、と。コメント書いたり、よそを読み回ってたりしていたので、自分のところも書いていたような錯覚に陥っていたけれど、火曜日以来だ。


 以前なら少なくとも金曜日には書いていたな、とくダネ!でひとネタ。
 このところ如才なくなってしまったコメンテーター・齋藤孝が余りにも金曜の日常風景になってしまった故か、ガチャポン!にて齋藤孝の核を凝縮しているため、だらっと続く希釈度が物足りなくなったのか。


 前者については、先週の放送で「ボクは不用意な人間なんですが(中略)この番組でだいぶ学んできました。子どもたちにも言うんですよ、『思ったまんまを口にするな』って*1」と、己を律する旨の発言をしていたこともあり、全くの私感と言うわけでもないだろう。
 小さく纏まるな、サイトー!という思いもあり、でも生のワイドショーという規格に折り目正しく収まるのも処世術のうちかとも。


 こうなってくるととくダネ!の楽しみ方は、ワイドショーサイズ狭しと縦横無尽に駆け回る大村リポーターの挙動と、生番組であるという当たり前の価値を味わうところに絞られる。


 大村リポーターについては時と場所を譲るとして、生であるという意味。
 これは「今日もトラブルや事故に巻き込まれることなく、元気で生きている」という確認。そして、今この時間だけは、家族にも大学にも属さない、私(たち)が占有できる齋藤孝、という至福だ。書いてて自分でびっくり。そんなに好きだったのか、私。


 アイドル好きだった(いや、継続中)私にとっては、どんなスキャンダルや恋人の噂があっても、生番組で今歌って踊ってる姿はファンのもの、他の誰にも邪魔させないという意識が、ミュージックステーションをベストテン(・・・。)をビデオ録画していながら放送時間に見るという行為に固執させていたと思う。


 今、そこまでの熱視線をとくダネ!に送っているわけではないのだけど、「ごきげんよう」で気になったふっくらほっぺを、とくダネ!で確認し、あぁ、思った程じゃない、大丈夫大丈夫と思う心の底には、同じ気脈が通じている気がするのですよ。
 だから、だらだら2時間も見たのに、齋藤様のコメント少ないよっ、と毒づいたりもしつつ、朝の忙しいひととき、雑事に追われながらもチャンネルは8番に合わせてしまう習慣はこれからも続くと思う。


 さて、そろそろ焼きに入るか。熱湯っすね。
 そうそう、包みのコツを一つ。餃子あんを乗せるのにバターナイフがしっくり来ます。前はティースプーンを使っていたのですが、凹みがない方が量の調節や成形に便利で重宝。

*1:日本の外務高官が韓国を怒らせた不用意な発言を受けて。また自身の訪韓の予定について「不用意発言は控えます」とも