VVV6(6/9 OA)

 初めて見る番組だったので、不調法でしたらごめんなさい。
 2チームに別れて、グルメレポーターの選んだ名店の餃子を賞味しつつ、最後にそのランキングを予想するという趣旨。
 「ごきげんよう」の収録から間もなくブッキングされたのか、その相関関係は分からないけれど、餃子好きということで呼ばれた*1のは事実。芸じゃなくて、偏愛も身を助けるもの。


 トーク番組でもなく、教育者としての肩書きも一切不要なバラエティにゲストとして出ているのを見るのは初めてだったのだけど、全く違和感なく場に溶け込んでいて、今まで見たどの出演番組よりも、自然に画面に馴染んでいる感じを受けました。
 これも大好物の餃子効果か?と思いつつ、見ていたら、途中隣りに座っていた三宅くんの肩を叩きながら親しげに談笑する姿を見て、納得。これは、普段の学生との飲み会のノリなんでしょう。
 ちょうど年格好も、学生と同じくらいだし、みんな「教授、教授」と一応敬称でありながら、親しげに呼びかけている。扱われ方も自分のスタンスも、慣れたもの、まさに齋藤様のホームゲームだったんでしょうね。


 そして、時々思い出したように面目躍如的な餃子評。

うつくしきもの こんがり焼きたるぱりぱり餃子

秘すれば餃子 秘せずば餃子なるべからず

 前者は「枕草子」後者は「風姿花伝」をベースにして洒落たつもりが、残念ながら、受けるのがV6と貴理子。明大の学生と同じような反応を求めるのは双方にとって酷だったかもね。
 まぁまぁ、ゼミコンでいつになくフレンドリーな教授が、最後にはちょっと教育っ気を出してみるという良くある風景と思えば、それなりに味わい深いものでしたことよ。


 見始めたときは、「あんまり節操なくバラエティに出て、安売りしてほしくないなぁ」と眉をひそめないでもなかったけれど、終わってみると、若者との絡み、なかなか味な一面を見られるチャンスと心得ました。
 DAKARAで剛くんと共演して、今回のV6と来たら、次はメントレで餃子食い、最終的にはビストロで餃子注文したいところっすね。一挙両得!←私がな。

*1:紹介テロップが「齋藤孝教授 著書「声に出して読みたい日本語」1年で300日餃子を食べた男、となっていた