働く気持ちに火をつける―ミッション、パッション、ハイテンション!



 このままじゃ6月は全く著書についての記述なしなんて事態になりかねないという危機感の下、読んでみました。別になにかのルールに触れるわけでもないので、全く構わないのですが、せっかくなのでバランス良く齋藤孝摂取を心掛けようと思いまして。


 本書の注目すべきは、表題より副題、「ミッション・パッション・ハイテンション!」
 齋藤孝を追っかけていると、主に対談などで何度も何度も目にする、この言葉。
 確か年頭に当たり「今年のテーマにしようと思っている」というような発言をどこかでしていたと思うのですが、それを着実に遂行しているのが見事!


 だいたい「今年の抱負」なんて、「ザ・テレビジョン」新年号の巻頭特集で、1月スタートドラマの出演者達が恭しく掲げる色紙以上の値打ちも意味もないもので、もう上半期締めようと言う辺りでまだクリアに色濃く生きている程の生命力はないのが普通だ。


 ま、正確には私が読んだのが上半期終了間際ということなんだけどもね。
 そして、本書の上梓は今年の2月なので、まだ「抱負」の平均寿命あたりなんだけどもね。
 でも苦し紛れにこんな本も見つけました。最終指令ミッション! パッション! ハイテンション!! (斎藤孝の「ガツンと一発」シリーズ)(未読)これは6/16ホヤホヤ。ね、生きてるでしょ。


 そして更に5月の好感度ナンバー1の座を獲得したDAKARAのCMでもお笑い芸人さんに「ハイテンション健康法」と称して、絶叫させてました。
 やっぱり、「今年の抱負」は画に描いた餅に終わることなく、後年、齋藤孝史を編纂することがあるとすれば、2005年はまさしく「ミッション・パッション・ハイテンションの年」と位置づけることが出来ると思うのです。


 齋藤様の恐るべき、実践力と持続力。本書の大きな意味は、その具現化と言えます。そういう意味で、今年度出版した本の中でも一里塚的意味を持った一冊かも知れません。


 もう一つ、真っっっ緑の快哉を叫ぶ重要文言。
 本書でとうとう、言質を取りました。齋藤文部科学大臣*1(本人による)待望論。
 常々、私自身の脳内妄想として描いていた齋藤様の野望達成への最終地点。と言うよりプロセスかしら。


 ともかく、ご自身にその気ありありなら、こっちも本格的にバックアップ態勢に入るまで。
 ・・・何が出来るんだろう?とりあえず草の根的には。まずそこ考えるところからね。
 孝クンは、とりあえず人脈掘り当ててね。ミッション・パッション・ハイテンション!

*1:本文では「文部大臣」と書かれていましたが