別に血の汗流せ、涙を拭くなとか言うわけじゃないけどさ。
 少数派だからネタになってるんだろうってのは含みおいた上で、おかしな規制緩和って言うのか、なんか緩〜くなってきてるよなぁ、世の中。

 今日の特捜部は「急増!“泣く”男たち 流す涙のその理由」
 ストレスを解消するとか、感情に良い影響を与えるとかで、泣くために集まって映画見たり、泣くために部屋に籠もって音楽を聴いたりするんだそうな。
 はぁ。


 まさかとは思うけど、同調しないだろうな。「『きみ読む』泣けますよ」とか言わないだろうなと思っていたら、スタジオ内のシンパシィ〜を突き破るかのような
「全っ然、泣けないっすね〜」 押忍!

 まぁ、「本当の自分探し」のようにお気軽に涙を語るスタジオの空気を変えるには至りませんでしたけどね。


さらにエンディングトークでも泣きを勧められた齋藤様は
「カ、タ、ル、シ、ス。が必要なんですよ」と述べ、「そんなこと言ってるから泣けない」と突っ込まれていましたが、好反応を見せる視聴者あり。ここに、ここに!


 弱い言葉ってありませんか?私、「カタルシス」にいちころです。
 朧気に意味は分かっているけど、自信満々に使えない、使うシチュエーションがないということで、ここ数年来単語登録待ち状態のまま宙ぶらりんなので、誰かが「カタルシスの問題ですよね」なんて言うと、過剰反応してしまうのです。
 先週ハンサムっぷりをアピールしていた佐々木女史も、カタルシスで私の心を捉えた一人でもあるのですが、本丸齋藤様のカタルシス発言はぐっと来ますね。しかも先週のへたれキャラを払拭する泣かない漢(おとこ)齋藤、っすよ。


 やっぱり男は人生で三度泣きゃ十分。

 でもそんな齋藤様の泣きのツボは「貧乏な、支え合う兄弟」とのこと。定番ですが、「火垂るの墓*1とか?

*1:ごめん。泣きます。但し、野坂昭如をちらともかすめないことが条件です