売れる!ネーミング発想塾

売れる! ネーミングの発想塾

売れる! ネーミングの発想塾

 連載時は面白かっただろうな。事実、「週刊ダイヤモンド」の連載、「仕事脳の鍛え方」は面白いもの。
 ただ、それをまとめて一冊にしてしまうと、なんだか浅い感じが否めない。
 延々とネーミングについてのあれこれを読んでいると、読者にも欲が出てきて、もっと深く掘り下げて、もっと先へ!と思うのに、変わらぬ力加減でで淡々と続いて行くので、途中で飽きそうになるのを、自分もよく知っているお馴染みの商品名のインパクトでなんとか最後まで読み終えた、感じ。


 せめて単行本化に当たって、最初のきっかけになったという「釈お酌」だけでも発売元取材してネーミング、開発の秘話をコラムにするとかできなかったのかなぁ。
 興味を引くタイトルと、ネタだっただけに残念。


 各出版社は、売れるからって簡単に連載取って、ある程度貯まったら単行本にするんじゃなくて、もうちょっと方法論とか戦略とか考えた方がいいんじゃないでしょか。
 本作るのと、連載するのと同じ原稿書くのでも手法が違うような気がするんだけどなぁ。素人なのにすみませんが。


 いかにもビジネスマン狙った本ではありますが、東京→大阪の出張時に新幹線の中で読む週刊誌ともう一冊、くらいが程良いポジションではないでしょうか。
 というわけで、文庫化したら、是非キオスクでお求めください。

 でも何かしら学んだことを生かしてみる勝手な試みで、本書のタイトル考えてみました。

神宮前*1発!サイタカ*2オトナの*3ウルトラ*4ネーミング発想伝説*5「名付けルンです*6」−エピソード52*7

・・・最強?

*1:地名型・国内編

*2:責任者明記型&略語型

*3:下半身刺激型

*4:シリーズ化の大家、ウルトラマンのパクリ型

*5:物語型

*6:会話型&パクリ型

*7:数字型