酸っぱいミカンは運動会の思い出

 今朝も齋藤様席には、見知らぬおじさんが緊張の面持ちで腰掛けておいででした。そろそろピンチヒッター要員の新規開拓の苦労が偲ばれるとくダネ!


 今週はガチャポン!も今さらながらの万博特集<前編>で、当然ながら来週は<後編>に続くのだろうから、またしてもガツンはないのだろうし、9月も2週目に入って、そろそろ新番組情報なども気になる中、もしやとくダネ!、ガチャポン!共に秋改編時のリニューアルに向けて、消化試合に入ってしまったのかと居ても立ってもいられない齋藤孝ファンの皆様、いかがお過ごしでしょうか。私、無事生還いたしております。


 で、そんな秋の気配を、既に子どもの格好のおもちゃと化したスマペンライトが部屋の片隅に転がってぴかぴか点滅している様子に重ね合わせながら、ぽっかり空いたココロの隙間にうってつけのDVDミカンせいじん学習帳


 グダグダ言いながらも買ってしまいました。
 こう齋藤不足じゃ、背に腹は代えられません。もしかしてこれも「不在の存在感」(「使える!徒然草」の回参照)による、DVDのプロモなのか。新しすぎる。そして多分誰も追随しない。と言うよりこれは被害妄想。


 なんかマイナスな書き方で誤解を与えてしまいそうなのですが*1、面白かったですよ。
 一つ、大きな訂正点。齋藤様の出演時間は3分じゃなく、5教科×3分で15分でした。結構なボリュームですね。
 8/29放送分の「二学期直前講座」*2が各教科3分に渡って繰り広げられております。従来のガツン!より、時間が長い分、余裕を持ってゆったり語られている印象です。


 内容としては、以前ガチャポン!のネタ本として、紹介した齋藤孝の勉強のチカラ!に即しているので、併せて楽しむのも良し、内容だけ知りたければ、本を読むのも良し。


 全体を通しての印象は、齋藤くん、こなれてきたなぁ。
 3分の時間を持て余すことなく、自由に軽やかに語る語る。特に英語の「イングリッシュバァ〜ディッッ」の辺りでは、お得意の肩胛骨ぐるぐるで怪しさ全開。これが実に楽しそうなのね。
 ガチャポン!開始当初の、視線が泳いでいっぱいいっぱいの覚束なさなど、微塵も思い起こさせない、しっかり確立されたスタイル。数学探偵セイヤに、未だ若干のテレが残るのとは好対照だ。


 なんかもう、タレント先生とか文化人とかの域を超えてる気がする。次に来るのはなんでも健康法のDVD版かなぁ。

*1:全体的に筆致が重いのは完全復帰していないせいかと思ったら、私、ミカンせいじんが余り好きじゃないんでした。なんか、冷越豪に似てて

*2:この時は国語と英語だけでした