ダイエッターの飽くなき妄想

 5月に<覚書>欄を復活させてから一度も途切れることなく、齋藤孝の活動予定(主にテレビ出演予定)を載せることが出来ている。
 この欄の情報は全て公式HPからの転載なので、そのご活躍もさることながら、ご多忙の中、HPの更新もまめにされていると言うことで、ファンとしてはありがたいことこの上ない。老婆心ながら小声で申し添えると、バンキシャ!は日テレちゃんですけどもね。


 <覚書>としては載せていないけれど、9/1からは2006年2・3学期の斎藤メソッドの募集も開始されるとのことで(興味のある方は齋藤孝のホームページを参照ください)「やむにやまれぬ事情」で開催できなかった昨年度後期のことを思うと、お忙しい身を心配しつつも、精力的に活動されているご様子は喜ばしい限りだ。
 それでも、残暑厳しい折からくれぐれもお身体には気を付けて頂きたい。本当にそう思う。心から思っているのだけど…


 どうでしょう、拝啓齋藤孝様。ダイエット本を出しませんか。


 もうこの頃、会う人ごとに自虐通り越して清々しさすら湛えながら言い触らし過ぎて、ネタとしての新鮮みを失ったところで、ただ目の前にぶら下がる呆れた日常の贅瘤と化しているのだけれど。
 はぁ…。よし、書くよ。
 帰省していた3週間の間に、なんと3キロも太ってしまうという驚愕の事実を前に、さすがのだら生活推奨のエピキュリアンたる私も、急遽ダイエット生活に入っているような次第でございまして。


 どこかで聞き囓ったような、身体に良さげな体操を自己流に組み合わせて、汗をかき、乱れた呼吸を整えながら、私は思う。齋藤様がダイエット本を出してくれないかなぁ、と。
 身体を動かしながら、「今、私は臍下丹田を意識してるか」とか「ここで、3-2-15の呼吸法だ」とかそういうどうでもい、崇高な齋藤的思考に、ついついはまり込んでしまう。無心にやってればいいのに、性分なんだろうか。


 でも一度そこに捕らわれると、呼吸法はもちろん、なんでも健康法をもっと絞り込めばダイエット編行けるな、とか、「朝は楽しく」で披露していた偏愛マップに「ダイエット系・健康器具」とか「ガッツ系→あっさり系」への食の変化についても書いてたな、そういえばAERA体脂肪率のこと書いてたこともあったな、と好都合スパイラルがぐるぐると渦を巻き、そして更にランナーズハイにも似た、不思議なテンションの中で「見える、私には見える。ダイエットの教祖として老若男女からの賞賛を一身に受ける彼の姿が…」と、いい加減にしておかないと取り返しのつかない域にまで達しかけている。


 まぁ、そんなとりとめのないことをつらつらと妄想しながら自己流な体操を勝手なペースでしていたら、3日で2キロ減という、三十路越えるとダイエットの効果に即効性がなくなるという定説を覆す効果が!!
 …私が出した方が良いのか?ダイエット本。名付けて妄想ダイエット。
 いやいや、企画(!)の時点でここまでの効果。やはりここは御大の御高筆を賜りたいところ。となれば、たのみこむだろうか、やっぱり。