パッション。殊の外お気に入りのご様子、と思ってましたが、殊の外どころじゃなかったようでございます。
 なんでも齋藤様2005年のテーマが「ミッション、パッション、ハイテンション」とのこと。(AERA1/31号「サイトー変換」より)
 齋藤様、キャッチコピー作りたがりですよね。普段からのコピー癖が乗じて、○○力などの言葉を呼び、その言葉の起爆力で一躍出版界の寵児となったことを思うと、こういう些細なコピーも見逃せません。


 現代人はミッション渇望してるんだそうです。目的や為すべき事が分からないので、「ギリギリ・ポッシブルな」ミッションが必要、それをパッションを以てハイテンションで遂行すると。
 まぁそういうことを脚韻を踏んで、掲げておいででした。「ラッキークッキー八代亜紀*1」程のインパクトはないものの、程良い収まりです。


 パッションを語るときに必ず「受難と言う意味もある」と言い添えておいでなのですが、豆知識としての意味合いなのか、受難という意に重きを置いての発言なのか、測りかねるところです。何か身に迫る危機でもお感じなのでしょうか。


 ではミッションには他に意味ないの?と調べてみたら、ありましたわよ。
 「伝道、布教;伝道事業、布教活動」(ジーニアス英和辞典)!「受難」に呼応するかのようですわ。
 隠れ齋藤タンもさほど大きく路を外していたわけではなかったと。


 受難にも負けず、学内のやっかみにも文学翁からの揚げ足取りにも負けぬハイテンションで伝道に勤しまれる2005年でありますよう。ミッションパッションハイテンション。

*1:脚韻といってこれしか思い浮かばず。「とってもラッキーマン」じゃないか・・・不覚